ビニローゼの使い方 teach from 模型電動士さん
ビニローゼの使い方 teach from 模型電動士さん
以上がビニローゼの使い方でした。
この接着方法のメリットは、とにかく時間短縮と接着強度の確保にあります。
dotage-dogのようなボケ犬でもちょっとの練習で出来ましたので、皆さんも是非試してみてください。
用意するもの
上からサンデーペイント「ビニローゼうすめ液」 ホームセンターや、ネット通販で手軽に入手が可能です。amazon.co.jpのプライム品で¥800.–ほどでした。
その隣、後の片付けを考えて塗料皿を使います。2つあれば1つは筆洗いようにするとベター。
接着剤ですが、dotage-dogはたまたま手に入れたのがGPクリアーで、模型電動士さんの方ではGクリアーと紹介されていますが、使ってみてGPクリアーでも問題なく出来たので、これでもよいと思います。
筆は自分の使いやすい物でよいと思いますが、マスキングテープ等で目印をつけて、専用の筆とした方が事故に遭う確率は減るかと(^^)
スポイトは必ず用意してください。
注意点
この「ビニローゼうすめ液」は直接クリアーパーツに着けると
このようにパーツを溶かすほどの溶解力があり、揮発ガスはパーツを曇らせる場合がありますので、くれぐれもご注意ください。
塗料皿に出したGPクリアーにスポイトでうすめ液を少しずつたらしながら、筆で溶いていゆき
けしてゆるゆるにならない、糸を引かなくなった直後の濃度くらいにします。
ここがかなりのポイントで、溶きすぎるとパーツを溶かしたり曇らせたりが起き、糸を引いてしまうとせっかく磨いたフロントウィンドウが台無し!なんて事にもなりますので、ここの濃度調節をしっかり行ってください。
接着したいパーツの両側に、厚くならないように塗ります
Gクリアー、GPクリアー等のゴム系接着剤は、ここで15分ほどの時間を置いて、手に付かなくなった頃に張り合わせる訳ですが、今回の方法の場合は筆を洗っている時間でOKです。
画像のように、チョロチョロと塗りましたら、筆を洗って拭いて、机に置いて・・・
張り合わせればご覧の通り、見事にくっついてます。
こ~んな接着面の狭い物でも
見事にくっついてます
とにかくこのうすめ液は揮発が早いです。 これがポイント2となりますが、その早さがゴム系接着剤にも作用して、筆を洗っている間ほどの短い乾燥時間で接着出来、なおかつ濃度調節が適正に行えている事により、パーツを最小限だけ溶かしているので接着強度が高くなり、下画像のように持ち上げる事が出来ると思われます。
さらにポイント3がありまして、その揮発の早さゆえに、パーツの接着作業をしている間にも、お皿の接着剤粘度が上がってしまうので、張り合わせるパーツ毎にスポイトでうすめ液を足して濃度調節を行ってください。
上画像でもお分かりの通り、通常のプラパーツでもこうやって直接着ければ
みにょ~んと溶かしますので、接着強度が出る訳ですね。
塗装面同士の接着でもOKと言う事になりますが、その場合でも濃度調節をきっちり行いましょう。
ABS素材はほとんど溶けないので、接着出来たとしても強度は出ないと思いますので、こちらは専用接着剤を使った方がよいと思います。